証拠書類

 古くはテープレコーダ,アナログレコード,近年では,ICレコーダー,ボイスレコーダー,スマートフォン,携帯端末,固定電話,コールセンター)などで,録音,録画された記録情報は争っている裁判で真実を証明できる重要な証拠です。

 過去,当職叔父(元東京高等裁判所判事)に証拠の価値について教えを受けた。「証拠の仕組みとは,事案,事件ごとに一件一件同じではなくて全て違う。だから,白か黒かを決めるのではなくて黒か黒ではないかを見定め,これは黒ではないなと判断したら,その事案,事件がグレーに近い黒としても判決は大変に難しい。」のだと,知り絶対証拠が重要と知らされた。

 さらに「その証拠が相手方の言い分が僅かでも成り立つ可能性が有る場合は,折角の証拠で有ったとしても価値が下がってってしまう。」と,したがって,証拠資料の反訳書の作成では,思い込みや思い入れなどではなく有形力や無形力を正確に表記する反訳技術が必要と知らされた。
 
 音声録音には当事者間の争点が詳細に記録されています。会話の有形力,無形力を詳密に反訳,刻々と過ぎる時刻を秒単位で抽出し書面に明確に表記して認否を仰ぐのが反訳書(書証)なのです。
 
 相手と交わした音声を反訳,反訳書に整え裁判所に提出する時、音声データから文字化した反訳書の信憑(しんぴょう)性は極めて重要で,一度提出してしまった証拠資料の反訳書は,よほどの正当な理由がない限り差し替えは不可能なのです。

 事実証明の録音反訳は,一般的書籍の小説やエッセイとは大きく違う文字化技術です。それぞれの利害が激しく衝突する裁判で,証拠と認められ裁定を受ける書面に偽りなく正確,忠実に整えられた書面形態は大切なことなのです。
 
 証拠資料の反訳書が採用,不採用の可否は「目で聴き、耳で読む」心情で,証拠となる前後の文脈が一字一句厳密作成されたかが裁定を受ける反訳書なのです。



証拠情報の特定

 民法第148条を要約抜粋すると「写真又は録音テープ等の証拠を提出するとき,録音,録画等の対象で証拠となる日時及び場所を明らかにする。」と有る。

したがって,反訳書の作成では、

    • ● 誰と誰,誰らと何を話したか?
    • ● 会話者との関係は?
    • ● 録音場所は?
    • ● 録音した年月日は?
    • ● 録音開始時間は?
    • ● 会話の経過時間は?
    • ● 証拠を示す会話位置を示す文字位置は?
    • ● 思い込みや創作はないか?
    • 有形力や無形力で文字化かしたか? 



    さらに民法では

    第144条
    録音テープ等を反訳した文書を提出して書証の申出をした当事者は,相手方がその録音テープ等の複製物の交付を求めたときは,相手方にこれを交付しなければならない。


    第148条
    写真又は録音テープ等の証拠調べの申出をするときは,その証拠説明書において,撮影,録音,録画等の対象並びにその日時及び場所をも明らかにしなければならない。


    (例)公用文書式の反訳書の録音開始時間の表記は,

    ●午前9時から録音を開始した場合 ⇒ 9時00分00秒単位表記

    ●午後4時30分から録音を開始した場合 ⇒ 24時間の16時30分00秒の表記

    証拠会話ヶ所を明解に主張するには,会話時刻と書面行番号表記は裁判反訳専門の反訳士のの仕事です。



    反訳書の校正





        校正用反訳書
    校正中反訳書



                   証拠説明書
    証拠説明書



    第三者の反訳士

      真実を証明する証拠資料(反訳書)の作成では作成過程の信頼を得ることは重要です。争いに直接関わらない第三者の反訳士が正確で忠実に音声反訳をいたします。

    ※ 反訳士の反訳作業手順

    ●第一反訳士が音源を基に反訳書作成に着手。

    ●第二反訳士が第一反訳士が文字化された校正用反訳書を確認反訳。

    ●反訳依頼者に校正用反訳書を送付。

    ●依頼者は校正用反訳書を検証,漢字,氏名,役職,立場,親族関係,地名,方言,癖言葉など赤字で校正し反訳士に返送。

    ●依頼者より戻った校正済み反訳書を再び,音声と聴合し検証結果,完成納品となります

    ※《重要》
    証拠資料の反訳書が完成するまでは、第一反訳士、第二反訳士、録音当事者、代理人(弁護士、司法書士)など、多くの方々より完成されるのが、今後の人生を左右する証拠資料が反訳書なのです。


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    反訳の作成事例

    ・(貸金返還請求)
    普段から親しくしていた知人から賃貸借契約更新(住宅)で月末には返済するからお金を貸してほしいお願いされ貸したが,いつになっても返金されない。たまたま携帯端末に自動録音されていた相手がすぐ返すの音声を反訳士が見つけ忠実に反訳書に整え整えた結果,満額返金が達成された。

    ・(遺産相続)
    直筆の母親による書面と母親が話したた録音を基に兄弟間の遺産相続裁判で反訳書を作成。
     
    ・(インプラント治療事故)
    人工の歯を取り付けるインプラント手術受けた結果、技量不足により上顎洞を貫通,更に,炎症を発症,蓄膿や慢性副鼻腔炎など,医療診察中の医師及び病院安全室との会話の音声文字化反訳。
     
    ・(老人施設虐待・損害賠償)
    週末家族が介護施設訪問,入所している母の腕,おでこにむらさきの痣,施設の人に聞いた所,自分で歩くことが出来ない老人が転倒したと説明を受けた。疑問に思い録音機で一週間録音したところ虐待行為が記録された。その事実の反訳書を作成。
     
    ・(パワハラ)
    職場で,上司や同僚による無視し,冷酷な態度を取り続け,真実でない噂を嘲笑,大声で他の人や社員の前で罵倒された時の音声記録を第三者の反訳士が文字化。
     
    ・〈詐欺・損害賠償請求〉
    金融取引(IPO)の勧誘電話で証券会社を名乗り、虚偽の名刺を差し出し自宅をファイナンシャルマネージャーを名乗る人が訪問。その際の反訳士が会話を録音、第三者の立場で詐欺の疑いで証拠資料の文字化。
     
    ・ (住居侵入)
    他人が無断勝手に住居内に侵入し、高額商品を強引に勧誘。断り続けて退去を要求する家主と侵入者が交わした状況の録音を第三者の反訳士が文字化。
     
    ・〈悪質商法・住居侵入〉
    強引な勧誘や物品販売を行なう他人が無断で住居の敷地内に侵入、物品の購入を強要し勧誘、その敷地内に押し入った人との会話の録音テープを文字化裁判証拠資料の書類を作成。
     
    ・〈損害賠償請求〉
    夜間店舗建物の外壁やシャッターにペンキやスプレーで落書き。その時の集団行為をビデオで動画と音声を録音。その動画から加害者が判明、加害者を詰問、建造物等損壊罪立証の為の音声の裁判証拠書類を作成。
     
    ・〈ワンクリック詐欺〉
    ホームページ閲覧でワンクリック不当請求。期間限定の無料期間に登録してしまい、その後、解約ページが無く、さらに、閲覧規約の文字が極端に細かいために放置してしまった。その経緯をページ主催者に直接電話、その時の音声の裁判証拠資料の作成訳。
     
    ・〈不正競争防止法〉
    欠陥商品による被害が発生。不正表示の偽ブランド商品を売付けた販売人に対し代金返却を求めた時の面談会話録音で、その音声を詐欺、知的財産訴訟資料として裁判証拠資料の作成。
     
    ・〈害賠償請求事件〉
    開発依頼したコンピュータソフトの引渡し不履行に伴う,債務不履行に基づく損害賠償と遅延損害金の支払を求めた事案の録音文字化で裁判証拠資料として作成。
     
    ・〈詐欺・損害賠償〉
    不動産取引で、仲介者が不動産の不都合箇所を事前に知らせなかった不動産不正売買の苦情を録音、その音声を裁判証拠資料として文字化。
     
    ・〈選挙無効請求〉
    財団法人の理事長選出選挙で、財団を一族家族が私的に運営,その一族が代々理事長を継承。その選挙無効請求を抗議会議の席上で収録した双方の音声から複数の発言者の会話を文字化、裁判の証拠資料として音声文字化し公用文書式の裁判証拠資料として反訳書を作成。
     
    ・〈個人情報保護違反〉
    インターネット上や町内、公共の場所に個人情報を無断で掲示。その掲示者に抗議した電話の録音音声を裁判で証拠資料と録音音声を文字化裁判資料として作成。
     
    ・〈リフーム損害賠償〉
    住宅リフォームの雨漏り発生損害賠償を業者に要求。リフォーム完了日の夜の雨で、翌朝には雨で室内が濡れていた。施工大手会社に報告、施工会社は工事完了後、散水テストを行ったが異状はなかったとし、放置を続けた、その雨漏り状況をビデオ撮影、再び、施工会社に連絡したが取り合わず、その模様を裁判の証拠音声として録音、損害賠償及び慰謝料請求の為の裁判の証拠資料として音声の文字化。
     
    ・〈業務契約違反及び脅迫〉
    販売代理店契約で、メーカーから代理業務の規約違反の警告を受け、突然業務禁止の通告を受けた。その時の担当者の強引で高圧的な記録音声の反訳。
     
    ・〈著作権違反〉
    複製がネット上に無断で掲載された。権利者は再三、無断掲載を止めるよう通告。その電話で著作権損害賠償が発生する事も通告、電話会話の裁判証拠資料として作成。
     
    ・〈特許侵害〉
    発明者の発明品を無断で製造。その製造品を権利として他人に転売された。特許侵害の通告を録音した会話を裁判で証拠資料としてデープ起こし。
     
    ・〈不当利得返還請求〉
    作詞作曲した音楽を権利者に無断でインターネット上に配信。さらにCDやDVDのメディアにして販売し続けた。その著作物で不当利得した利益の返還請求の状況の録音を裁判の証拠としてテープ起こし。
     
    ・〈発売禁止等と損害賠償〉
    ゲームソフトをアケードゲームとして喫茶店やゲームセンター、旅館、ホテルに無断複製し配置販売された。その違反者に対する発売禁止等と損害賠償の事前通告会議録音を裁判の証拠資料として反訳。
     
    ・〈遺産相続分割調停〉
    遺言書の争いで、遺族一同が集まった場所で遺言書が口述で書かれた事が発覚した。その際の録音を一同で聞いてみると、誘導している箇所が多数有り、遺言無効を証明するテープ録音を裁判の証拠資料として反訳。
     
    ・〈遺産相続・生前贈与〉
    遺産相続紛争で、老人看護施設で、第三者のケアマネージャーが口述で聞いて書き取った遺言を正当と主張するためのテープ録音を文字化,裁判証拠資料として作成。
     
    ・〈痴呆の親の遺産相続〉
    老人介護施設で、兄弟が別々に認知症の親から財産分与の自筆遺言書を貰い受けた。遺言書に記載されなかった姉妹から遺言書無効の主張の抗議を受けた際の録音テープを裁判証拠資料として文字化。
     
    ・〈死因贈与〉
    生前にテープ録音されていた遺産相続ま音声が書斎に残されていた。兄弟姉妹の間で死因贈与紛争が勃発、その遺言の事実の証明の為に録音音声を裁判証拠資料として文字化。
     
    ・〈推定相続人廃除〉
    相続手続きで、被相続人が意地悪や嫌がらせを受け続けていた。その日常的な音声をテープに録音していた。過去の音声を文字化反訳。推定相続人廃除の手続き裁判証拠資料を作成。
     
    ・〈遺産分割〉
    父名義の 不動産及び事業の遺産分割の整理の途中に母が死亡、相続人の兄弟姉妹による話し合い。生前中に聞いていた不動産、事業の財産分割を兄弟姉妹が求めてきた時のテープ録音で,裁判証拠資料として文字化。

    ・〈貸主貸金請求〉
    友人に用立てたお金の返済期日が遅れている事についての話合いの時のテープ録音を、貸主貸金請求の証明の為の裁判証拠資料として文字化。
     
    ・〈借金不当請求〉
    父親が生前に保証人になっていた借入金の返済について、債権回収業者から連絡が有った。しかし、生前中の父親は借金は無いと話していた。その音声を録音していたテープ音声を裁判証拠資料としして反訳。
     
    ・〈法定相続人と相続割合〉
    節税対策で養子相続後に実子の親族と養子縁組した子供同士の紛争で,その親族会議のテープ録音を裁判証拠資料として文字化反訳。
     
    ・〈遺産分割無効〉
    相続人が遺産の不動産を隠して保有していた。そのことを知人に話していた時のテープ録音が発見され、録音テープを裁判証拠資料として文字化反訳,遺産分割無効の裁判で提出。
     
    ・〈財産分与〉
    別居し,別人と同居していた父親が遺言として別人にも財産を分与すると約束していた。残された録音テープの内容について、妻が法定相続権利を主張,その話し合いの録音を裁判証拠資料として作成。
     
    ・〈共同遺言無効〉
    遺言書が夫婦連名で署名し残されていた。兄弟の遺産相続の争いで共同遺言は無効と主張する親族間の録音テープを裁判証拠資料として作成。
     
    ・〈離婚訴訟〉
    協議離婚を夫婦間で話し合い。一度は同意したが、途中で片方の不貞が発覚、その不貞相手を交えた話し合いの音声録音で裁判証拠資料として反訳。
     
    ・〈退職金相続〉
    在職中に夫が死亡、その退職金の相続について家族間で話合われた。その死亡者が会社で加入していた生命保険金の請求権の相続について話合われた時の録音テープを裁判証拠資料として反訳。
     
    ・〈近親姉妹関係の証明〉
    事前に決めていた、生命保険の近親姉妹関係を証明する親戚の説明の生い立ちに関する証言の録音テープを裁判証拠資料として作成。
     
    ・〈行方不明相続人〉
    行方不明の相続人がいることが親族の話題で判明。遺産分割協議について親族一同で話合った手続きと分配の方法の録音テープを裁判証拠資料として作成。
     
    ・〈贈与不履行〉
    夫婦間贈与で、夫が将来の為にテープに録音すると約束した。しかし突然贈与を止めると言いだした時の約束違反の録音を裁判証拠資料として文字化。
     
    ・〈預金不正使用〉
    単身一人住まいの高齢者の介護で、高齢者から頼まれ通帳からお金を引き出した。後に家族が通帳を調べると引き出された金額について介護高齢者に金額が合わないと話し合った。その状態を介護ヘルパーと話合した録音を文字化し裁判証拠資料を作成。
     
    ・〈ストーカー被害〉
    離婚裁判中で別居のとき、夫のストーカー行為を携帯電話で録音しながら付きまとうなと警告。すると、妻の職場や実家に嫌がらせネその時の注意警告会話の音声録音を裁判証拠資料を作成。
     
    ・〈児童虐待〉
    児童擁護施設で児童が虐待された状態を施設管理者と話合った。その際の音声を文字化,裁判証拠資料作成。

    ・〈虐待慰謝料請求〉
    老人施設入所者の虐待行為で,複数の目撃者からその事実をを録音,虐待行為はなかったとする施設経営法人と職員に対する裁判証拠資料を作成,損害賠償請求の資料作成。


    など ※注意…この単語リンクは朝日新聞社kotobank用語解説サイト様の許可でリンクしています。リンク後の本文「引用は禁止」されています。





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